以下の3つのデータが出力可能です。
- Binary Data
- CAS Data
- WAV Data
SCREEN 2のVRAMイメージのバイナリーデータを出力します。
CassetteTape Optionは無効です。
Binary Optionにて、保存方法を「Normal」、「Compress」の2つから選択します。
「Normal」は、VRAMイメージを無圧縮で保存します。
「Compress」を指定した場合は、以下のオプションが指定可能です。
- 「Divide NAM Table (パターンネームテーブルを分割する)」
- 「Store 1 BANK if possible (可能な場合、1バンクに格納する)」
また、MSXのディスク用バイナリデータとして記録する場合は、
- 「Add MSX Header (MSXヘッダー情報を付加する)」
のチェックをONにします。
ヘッダー情報を付加すると、以下のようなBASICプログラムで読み込み/表示が可能となります。100 COLOR 15,0,0 110 SCREEN 2 120 BLOAD"EXPORT.NAM",S 130 BLOAD"EXPORT.GEN",S 140 BLOAD"EXPORT.COL",S 150 IF INKEY$="" THEN 150※生成されたバイナリデータを BLOAD"xxxx.xxx",S するだけで読み込み/表示します。
MSX1(RAM16K以上)用の画像ローダを含んだカセットテープイメージファイルを出力します。
Binary Optionは無効です。
CassetteTape Optionは、以下の2つを指定します。
- 「Start Address」
データを読み込む開始アドレスを指定します。
画像ローダはこのアドレスから実行されます。
開始アドレスからF380h(BASICのワークエリア)を超えた場合はエラーとなります。
- 「FileName」
半角文字で6文字まで入力可能です。
MSXの平仮名は入力出来ません。
MSX1(RAM16K以上)用の画像ローダを含んだカセットテープの音声ファイルを出力します。
音声(*.WAV)ファイルは、48KHz/8bit/モノラルで出力されます。
Binary Optionは無効です。
CassetteTape Optionは、以下の4つを指定します。
- 「Start Address」
データを読み込む開始アドレスを指定します。
画像ローダはこのアドレスから実行されます。
開始アドレスからF380h(BASICのワークエリア)を超えた場合はエラーとなります。
- 「FileName」
半角文字で6文字まで入力可能です。
MSXの平仮名は入力出来ません。
- 「WAV Volume」
WAVファイルの音量を指定します。
1〜127の間で指定可能です。
- 「Baud Rate」
出力するテープデータのボーレートを指定します。
通常は1200baudです。2400baudは読み込み時間が約半分になりますが、
読み込みの信頼性が1200baudに比べて低くなります。
出力されるデータ自体は歪みの無い綺麗な方形波ですが、エラーの発生は
音声の録音環境や、読み込み先のMSX本体のコンディションに左右されます。
※波形は多少歪みますが、出力されたWAVファイルをWindowsMediaPlayerで
オーディオCD(44.1KHz/16bit/ステレオに自動変換)に焼いても、MSXで読み込める事は
確認しています。
カセットテープデータを読み込み可能な状態にして、BASICから
BLOAD"CAS:",Rと打ち込めば、データを読み込んだ後、画像が展開/表示されます。
画像を展開し終わった後は、スペースキー或いは1ボタンの入力待ちとなります。
再度実行する場合は、以下のBASICプログラムを作成して実行して下さい。
100 CLEAR 200,&hC800 110 DEFUSR=&HC800 120 A=USR(1)
※SCREENモードの変更と色指定、画面のクリアはマシン語プログラム側で行っています。
※120行目のUSR関数の引数に0を指定すると、画像展開後のキー入力待ちがキャンセルされ、BASICに戻って来ます。