各種モードに応じた画像変換を行うツールです。
以下の4つのモードがあり、タブで選択します。
- TMS9918
- V9938
- V9958
- PC-6x01
「Tool」メニュー→「Pixel Converter」で起動します。
変換出来るモードは下記の3種類です。
- Graphic 2 (SCREEN 2)
- Multi Color Mode (SCREEN 3)
- Half Tone
色情報のRed(赤), Green(緑), Blue(青)と、Brightness(明るさ), Contrast(コントラスト)をスライダーで調整して、好みの色味で出力する事が出来ます。
Half Toneの場合は、更に「HalfTone」スライダーで、タイルパターンの階調を指定する事が出来ます。
「Apply」ボタンを押下すると、変換結果を編集ウィンドウへコピーして編集・保存が出来ます。
その際に「Quick Save before Applying」のチェックボックスをONにしていると、変換前の画像がクイックセーブ領域に保存されます。
クイックセーブされた画像は「F1」キーを押下している間だけ参照出来るので、変換前の画像と見比べながら画像の編集が可能となります。「Export」ボタンは、Multi Color Mode (SCREEN 3)で、且つ、横256x縦192の時のみ有効になります。
SCREEN 2モードのExportは、「Apply」後、piroPAINT9918の「File」メニュー→「Export」から行って下さい。
指定した2色のタイルパターンを使用したハーフトーンモードです。
画像には2色しか使用されないので、Graphic 2準拠となります。色の指定方法については、ツールパレットウィンドウについて#ce44fc86をご覧下さい。
「RGB」スライダーで元となる画像の色味を調整可能な他、
「HalfTone」スライダーでタイルパターンの階調を指定可能です。
変換出来るモードは下記の3種類です。
- Graphic 4 (SCREEN 5)
- Graphic 5 (SCREEN 6)
- Graphic 6 (SCREEN 7)
- Graphic 7 (SCREEN 8)
色味調整のオプションはGraphic 2のものと同様です。
「Save」ボタンを押下すると、変換結果をファイルにセーブする事が出来ます。
(編集ウィンドウに変換結果をコピーする事は出来ません)
編集ウィンドウの画像を、MSX2のSCREEN 5に相当する「Graphic 4」モードの画像に変換・出力します。
MSXバイナリにエクスポートするには、「Export」ボタンを押下します。
「Export」ボタンは、横256x縦8〜212の時に有効になります。
編集ウィンドウの画像を、MSX2のSCREEN 6に相当する「Graphic 5」モードの画像に変換・出力します。
通常、縦座標の奇数ピクセルが間引かれ、偶数ピクセルが補間されますが、
「Odd Line」のチェックボックスをONにすると、偶数ピクセルが間引かれ、奇数ピクセルが補間されます。「Interlace」のチェックボックスをONにすると、インターレースモードでの出力となります。
エクスポート時のファイルネームは「*.S06/*.S16」となります。MSXバイナリにエクスポートするには、「Export」ボタンを押下します。
「Export」ボタンは、横512x縦8〜424の時に有効になります。
編集ウィンドウの画像を、MSX2のSCREEN 7に相当する「Graphic 6」モードの画像に変換・出力します。
通常、縦座標の奇数ピクセルが間引かれ、偶数ピクセルが補間されますが、
「Odd Line」のチェックボックスをONにすると、偶数ピクセルが間引かれ、奇数ピクセルが補間されます。「Interlace」のチェックボックスをONにすると、インターレースモードでの出力となります。
エクスポート時のファイルネームは「*.S07/*.S17」となります。MSXバイナリにエクスポートするには、「Export」ボタンを押下します。
「Export」ボタンは、横512x縦8〜424の時に有効になります。
編集ウィンドウの画像を、MSX2のSCREEN 8に相当する「Graphic 7」モードの画像に変換・出力します。
MSXバイナリにエクスポートするには、「Export」ボタンを押下します。
「Export」ボタンは、横256x縦8〜212の時に有効になります。
変換出来るモードは下記の2種類です。
- YJK Video Mode (SCREEN 10/11)
- YJK Video Mode (SCREEN 12)
色味調整のオプションはGraphic 2のものと異なり、Y, J, K 要素を指定します。
「Save」ボタンを押下すると、変換結果をファイルにセーブする事が出来ます。
(編集ウィンドウに変換結果をコピーする事は出来ません)YJK方式の特性(?)として、全体的に若干白っぽく変換されますが、ほぼ実機通りのプレビュー結果となっています。
(エクスポートデータは計算式通りの数値ですが、MSX実機で表示すると元絵に比べて若干白っぽく表示されてしまう)
元絵の色合いに近付けたい場合は、Y要素をマイナス方向に調整してみて下さい。(元絵によりますが、おおよそ-10〜-20前後)
編集ウィンドウの画像を、MSX2+/turboRのSCREEN 10/11に相当する自然画モード(12499色モード)の画像に変換・出力します。
MSXバイナリにエクスポートするには、「Export」ボタンを押下します。
「Export」ボタンは、横256x縦8〜212の時に有効になります。SCREEN 10/11のモードでは、Y要素が4ビットで保存され、インデックスカラービットは0固定となります。
編集ウィンドウの画像を、MSX2+/turboRのSCREEN 12に相当する自然画モード(19768色モード)の画像に変換・出力します。
MSXバイナリにエクスポートするには、「Export」ボタンを押下します。
「Export」ボタンは、横256x縦8〜212の時に有効になります。SCREEN 12のモードでは、Y要素が5ビットで保存されます。
変換出来るモードは下記の7種類です。
- Pixel Aspect Ratio 1:1
- Pixel Aspect Ratio 2:1
- Pixel Aspect Ratio 1:2
- Pixel Aspect Ratio 4:4
- Pixel Aspect Ratio 4:6
- Half Tone 1:1
- Half Tone 2:1
色味調整のオプションはTMS9918のGraphic 2のものと同様です。
画像のピクセルサイズは、piroPAINTの仕様で縦横8〜640まで可変の為、変換する際のピクセルアスペクト比を選択するようにしています。
パレットウィンドウでパレットを変更すると、それぞれの色に応じた変換結果が得られます。
「Apply」ボタンを押下すると、変換結果を編集ウィンドウへコピーして編集・保存が出来ます。
その際に「Quick Save before Applying」のチェックボックスをONにしていると、変換前の画像がクイックセーブ領域に保存されます。
クイックセーブされた画像は「F1」キーを押下している間だけ参照出来るので、変換前の画像と見比べながら画像の編集が可能となります。
「Apply」で適用後、P6_PAINTモードのピクセルモードは、変換時の「Pixel Aspect Ratio」に応じて変更されます。(4:4, 4:6は、2:1になります)
以下、各画像サンプルは15色モードで変換を行っています。
1x1のサイズのピクセルで画像変換して出力するモードです。
2x1のサイズのピクセルで画像変換して出力するモードです。
1x2のサイズのピクセルで画像変換して出力するモードです。
縦座標の奇数ピクセルが間引かれ、偶数ピクセルが補間されます。
4x4のサイズのピクセルで、セミグラフィック風に出力するモードです。
Apply後の編集は、Pen Mode :「Block4」で行って下さい。
4x6のサイズのピクセルで、セミグラフィック風に出力するモードです。
一応付けてみましたが、対応するペンモードが無い為、実質編集は困難です。
1x1のサイズのピクセルでハーフトーン画像に変換して出力するモードです。
各種オプションは、TMS9918のものと同様です。
2x1のサイズのピクセルでハーフトーン画像に変換して出力するモードです。
変換出来るモードは下記の2種類です。
- Pixel Aspect Ratio 1:2
- Half Tone 1:2
1x2のサイズのピクセルで画像変換して出力するモードです。
縦座標の奇数ピクセルが間引かれ、偶数ピクセルが補間されます。
1x2のサイズのピクセルでハーフトーン画像に変換して出力するモードです。
「NTSC加重平均法」を用いて色変換を行います。(詳しい解説は他に譲ります)
P6のパレットカラーを構成するRGB値は、0,172, 255の組み合わせで構成されている為、色空間による近似色が正確に求められません。
※赤(255,0,0)・緑(0,255,0)・青(0,0,255)のRGB値を加算した場合、全て255で同値となりますが、
恐らく内部的な計算順序の都合で、赤→緑→青の順番に評価されて適用されています。
このオプションをONにすると、RGBそれぞれの色要素に「NTSC加重平均法」に則った重みがつけられ、おおよそ
(明るい色) 緑→赤→青 (暗い色)
と評価して変換を行い、より自然な色味になります。